先日、フリマアプリの1つメルカリ(mercari)を利用しながら、「住所は簡単に教えないほうがいい」と思いました。ネットで住所を教えたくない方法について検索したところ、私と同じ意見をもつ方もいました。
個人でも手軽に発信できるツールが多くなった今、住所が他人に知られてしまうリスクは高くなっています。一方で、大切な情報を公開していると悪質なユーザーに利用される懸念もあります。
「情報公開が嫌なら利用しなければいい」という声も聞こえてきそうですが、それでは何の解決にもなりません。調べてみると、住所を知られずに購入者とやり取りできる方法をみつけたので、今回はそのようなサービスについてご紹介します。
住所を教えずに商品を届けるサービス
フリマサービスを請け負う会社では、個人情報を安易に教えたくないというユーザーニーズを汲み取り、匿名で配送できるサービスを開始しています。
らくらくメルカリ便
メルカリは累計登録者7000万人、月間のアクティブ数も1000万人を誇る大手フリマサービス会社です。フリマといえばメルカリを思い浮かべるい人も多いと思います。
メルカリは2016年1月に匿名で配送できるサービス「らくらくメルカリ便」を開始しました。
メルカリとヤマト運輸が提携し、個人情報を管理する仕組みです。出品者と購入者がお互いの住所を教え合う必要はなく、スマートフォンから手軽に配送サービスを利用できます。
メルアド宅配便
メールアドレスで荷物の配送や受け取りできる「メルアド宅配便」も住所を相手に知られたくないときに便利です。
ただし、利用するには送り手と受け取り手のメールアドレスが登録されている場合に限ります。
また、一度東京に荷物が集まり、それぞれの場所に配送される仕組みなので荷物が届くのに時間がかかるという点もあります。時間に余裕がある方向けのサービスですね。
楽天の匿名配送
フリマアプリ「ラクマ」を利用している方には、楽天の匿名配送サービスがおすすめです。メルカリと同じように匿名配送サービスがある一方、ラクマも日本郵便と連携して2019年1月15日から匿名で配送できるサービスを開始しています。
A4サイズで3㎝以内のサイズであれば全国一律179円で配送できるようです。
発送時に住所は必ず必要
ご紹介した匿名宅配サービスですが、あくまで出品者・購入者には住所を知られないという仕組みなので、仲介する配送業者やフリマ運営業者にはきちんと住所を明記しておく必要があります。
匿名サービスをもっと詳しく知りたいという方もいるかもしれませんので、参考サイトを載せておきます。また、匿名宅配サービスの仕組みを上手に活用できるよう、一度確認しておくことをおすすめします。