メルカリをはじめとするフリマアプリは非常に便利ですが、利用者数の増加に比例してトラブルも増加しています。トラブルは商品代金や偽物の商品をはじめ、出品者が「転売に関する法律」に抵触するものを出品して逮捕者が出ています。
フリマアプリにはなんでも出品できる?!
フリマアプリは一般の方が気軽に、必要なくなったものを売買できる便利さがウリです。しかし、なんでも出品できるわけではありません。フリマアプリに出品すると法律違反になるケースもあります。
やってはいけないフリマアプリ4つのパターン
フリマアプリの利用は運営側が示している決め事を遵守していればほとんどの場合法律違反にはなりません。法律違反となる行為や商品を知り、フリマアプリを使いましょう。以下のケースは全て違法になるので気をつけましょう。
コンサートチケットの転売(ダフ屋)
一部のアイドルやミュージシャンのチケットが高額な価格で取引されているのは珍しくありません。アイドルやミューシャンを目の前で見たい人にとって、チケットの値段は問題ではありません。通常価格の何十倍の値段で買う人は少なくないでしょう。
チケットを高額で転売した場合はダフ屋とみなされ各都道府県の条例の罰則にしたがい逮捕されます。
偽ブランドの販売
偽ブランドを販売すると商標法違反に問われます。知らずに販売していた場合だけでなく、それを知ったうえで販売しているとさらに重い罰則を科せられます。偽ブランドを販売した場合、企業から訴えられ法外な賠償金を請求させるケースもあり、注意が必要です。本物と見分けがつかない偽ブランド品であれば、店舗やオークションで購入し転売するケースもあります。ブランド品を出品する場合は保証書や本物だと証明する鑑定書を一緒に出品しましょう。
現金・金券類・カード
一昔前にメルカリで多くのお札が出品されていました。手数料と送料に20%ものお金を上乗せして商品を出品し、出資法違反で逮捕者が出ました。チャージ済みのプリペイドカードも違反の対象になります。
医薬品
国内の承認・未承認を問わず、無許可でフリマアプリ上に出品・販売した場合医薬品医療機器等法違反になります。すべての医薬品が対象になります。あらゆる薬が対象になるのでフリマアプリを使用する出品者は気をつけましょう。
- 一般用医薬品
- 処方箋が必要な医薬品
- 漢方薬
- 動物用医薬品全般
- 個人輸入を含む海外製の医薬品
- 医薬品に該当する成分が含まれている商品
- 要指導医薬品
改ざんされたゲームデータの出品
オンラインゲームのアカウントやゲーム内で使える通貨の出品、アカウントデータを改ざんしたデータは出品禁止品となっています。また、SNSのアカウントの出品も禁止されています。